なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学 紹介
今日は、和田秀樹先生の「なぜか人生がうまくいく『明るい人』の科学」を紹介します。
あなたの周りには、明るくて皆から好かれているような人はいますか。
もしいるとすれば、その人を思い浮かべてみて頂きたいのですが、その人はいつも楽しそうにしていて、幸せそうに見えると思います。
明るく笑顔で、楽しそうで、皆から好かれている、そんな人物に憧れたこともあるのではないでしょうか。
この本では、そうした人のものごとの考え方、視点を精神医学や心理学の観点から紹介してくれています。
1.明るい人はなぜ人生がうまくいくのか?
明るい人の人生がうまくいくのは、「笑顔」でいるからです。
自分が笑顔でいることで、周りの人達に良い印象を与え、周りの人達の気持ちを明るくすることができます。
周りの人達の気持ちが明るくなれば、周りの人達が笑顔になっていきます。
周りの人達が笑顔でいれば、自分の気持ちも明るくなり、自分もより笑顔になります。
このように、自分が笑顔でいることによって、良いサイクルが生まれます。
つまり、明るい人達は、笑顔でいるから人生がうまくいくのだといえます。
2.どうすれば笑顔になれるのか
この本では、どうすれば笑顔になれるかということをたくさん説明してくれています。
この記事では、特に重要そうなもの3つに絞って紹介します。
①何でも試してみる
笑顔でいるためには、日常において、何でも試してみることが重要です。
野球で例えて考えてみましょう。
A.1試合に1打席の選手
B.1試合に5打席の選手
どちらがヒットを打ちやすいでしょうか。
考えるまもなくBだと分かります。
人生においても一緒で、リスクを恐れて何も行動しない人と、とりあえず何でも試してみる人とでは、後者の方が良いことが起こりやすいのです。
「打席数が増えると打率が下がるかもしれない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、人生において重要なのはヒット数であり、打率は関係ありません。
明るい人は、なんでも試してみて、ヒット数を増やします。ヒット数が増えれば、人生が楽しくなってきます。人生が楽しくなれば、自然と笑顔になります。こうして、明るい人は笑顔になっているのです。
②今よりよくなりたいと思う
笑顔でいるためには、今よりよくなりたいと思うことが大切です。
今より下がらなければいいという思考の人がいたとします。この人は、今の生活に満足しており、新しく何かをしてみるということをしません。
たしかに、今の生活に満足しているという状態は、ある意味では幸せかもしれません。
しかし、今の生活が続けられるという保障はどこにあるのでしょうか。今より下がらなければ良いと考え、何の行動も起こさなければ、社会情勢の変化等で容易に今より下がってしまいます。そうした場合、笑顔でいることは難しくなるでしょう。
そのため、笑顔でいるためには、今よりよくなりたいと思うことが大切です。今よりよくなりたいと思い、たくさん行動を起こし、前に進もうとすることで、上記のとおり、幸せなことが増えていきます。もちろん、行動する際に不安はあるでしょうが、そのときは「うまくいくかどうかはわからないけど、わからない方が面白い」と考えると良いでしょう。
③自分の生きたいように生きる
私たちは、親の目や世間の目等を気にして、好きなことをできなくなってしまうことがあります。
しかし、現代は、昔と比べて時代が良くなっており、自分が生きたいように生きていても、どこかに雇ってくれる会社があります。
また、最近は、リモートで仕事ができるようになってきており、好きなところに住むことも容易になりました。
そのため、自分の行きたいように生きるには好都合な時代であると言えます。
自分の生きたいように生きるとは、自分の責任で、自分の気持ちに素直に向き合って生きることを言います。
全て自分の責任で、自分の生きたい人生を生きてこそ、笑顔が生まれるのです。
以上、和田秀樹先生の「なぜか人生がうまくいく『明るい人』の科学」の紹介でした。
ご清覧ありがとうございました。