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ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律 紹介

今日は、堀元見先生の「ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律」を紹介します。

 

この本は、タイトルのとおり、著者がベストセラーのビジネス書100冊を読み、共通点や相違点などをまとめて、本当に良い教え(黄金律)を27個に厳選して紹介する本です。

 

いつもの本の紹介では、その本の内容を要約して記載していますが、今回の本は、この本自体がビジネス書100冊のまとめのようなものなので、今回は内容を細かく記載することはせず、この本の良かったところを簡潔に書こうと思います。

 

 

この本の良いところは、どの自己啓発本にも考え方が寄っていないところです。

 

多くの自己啓発本は、(もちろんのことではありますが)著者の考え方やそれに基づく事実が記載されています。そのため、記載されていることがすべて真実であるとは限りませんし、そのまま素直に飲み込んでしまうと、その著者に寄った意見になってしまいます。それが必ずしも悪いという訳ではありませんが、著者の中には「その人だからたまたま成功した」ような人もいるため、鵜呑みにしない方が良い情報もあります。

 

それに対し、この本は、自己啓発本100冊を読み、それぞれ比較検討したうえで書かれているため、フラットな視点でまとめられています。

 

たとえば、この本で取り上げられている教えの中で、「ひとつのことをやり続ける」というものがあります。これは、「やり抜く力」(アンジェラ・ダックワース著)などで紹介されている教えだそうですが、この本だけ読んでいれば、おそらく「ひとつのことをやり続ける」のが良いのだな、と考えることになると思います。

しかし、この本では、次の章で「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン著)などの本で主張されている「ひとつのことをやり続けない」教えを出しています。

極端な教えだったり、2つの説が対立するような教えに関して、両方の主張の根拠となる作品や理由を紹介したうえで、フラットな視点から検討した結論がまとめられているため、著者の思想によらずに、事実だけを受け取ることができます。

 

文章が面白く、サクサク読める本だったので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

ご清覧ありがとうございました。