2023年8月11日 「また会いたい」と思われる人「二度目はない」と思われる人
2023年8月11日
今日は、中谷彰宏先生の「『また会いたい』と思われる人『二度目はない』と思われる人」を読んだので、紹介します。
第1 構成
この本は
第1章 チャンスをつかむ 準備編
第2章 覚えてもらう 行動編
第3章 新しい縁を生む 話し方編
第4章 価値観の違いを楽しむ リスペクト編
第5章 関係を継続させる 気づかい編
第6章 キッカケをつくる 挨拶編
第7章 相手に好かれる 気配り編
で構成されており、初対面の人に「また会いたい」と思ってもらうために必要なことが72個記載されています。
今回は、1章につき1個を紹介します。
第2 紹介
1 長期的につき合う覚悟を持つ(第1章)
「出会いは一度で終わるか、三度以上ずっと続くかどちらかです。」
筆者はこのように述べます。
たとえば仕事での人間関係であれば
初めて会ったときから、長期のお付き合いを前提としてで話をしてくれる人とは、この人と仕事がしたいという気持ちになり、三度以上ずっと関係が続くことになりますが
「利益が出たら第二弾、第三弾という話も…」という人は、利益しか見ていないことが透けて見え、単発的な出会いで終わってしまいます。
そのため、初対面の人と話すときは、目先の利益に走らず、長期的につき合うことを前提として話すことが必要です。
2 ノリの良い人に、会いたくなる。ノリとは、1秒で反応することだ。(第2章)
ノリの良い人には、皆会いたくなります。ここでのノリとは、即座に反応することです。
たとえば、何かの会の際、「誰か歌って」というフリがあったとします。このとき、歌わない人はもちろん、「じゃ、僕が歌います。」という人も、ノリがよくありません。
ノリが良い人は、歌いながら立ち上がる人を言います。
3 まず、身近な人を笑顔にする(第3章)
新しい人脈を作ろうとする人の中には、身近な人間関係をあまり大切に出来ていない人がいます。
しかし、人間関係とは、縁の繋がりであるため、新しい人間関係は、身近な人間関係から連続して繋がった先にあるものです。
そのため、新しい人脈が欲しければ、身近な人間関係を大切にするべきなのです。
特に、身近な人を笑顔にすることが重要です。
それが伝染していくことで、会いたい人を笑顔にすることができます。
つまり、新しい人間関係を作り、その人を笑顔にするためには、身近な人間関係を大切にし、身近な人を笑顔にすることが重要です。
4 「好きになれない」より好きなところを見つける
自分の主張や好きなものが相手に理解されないとき、子供は「なんで理解してくれないんだ」と言います。
しかし、大人は、自分が相手を理解しようとします。
自分と異なるもの、理解できないものに対し、面白そう!と思えるのが大人です。
そして、人は大人に対して、「また会いたい」という感情を持つのです。
子供のように、「好きになれない」と思うのではなく、大人として「面白そう!」といえる人間になりましょう。
5 失敗しても失格にならない。失格にならないために、失敗をする。(第5章)
人に馴れ馴れしくしすぎて、失敗することはありますが、失格になることはありません。
失敗はリトライがききますが、失格はリトライがききません。
多くの人は、失敗することを恐れて希薄な人間関係を選んでしまい、その結果また会うことは無くなってしまい、失格になってしまうのです。
6 「前回、ゆっくりお話できなかったので、次回、お時間をください」のチャンスはない。(第6章)
人と会うときは、常に「この人に会うのは今日が最後。今日が途切れたら、もう会ってくれない」いう覚悟をもって接さなければなりません。
それがリスペクトです。
そのリスペクトが無い人に対して、「また会いたい」とは思わないのです。
7 気配りは、相手の優先順位を想像することだ(第7章)
同じことを人に頼んでも、その返答は人によって様々なものでしょう。
その違いは、主に気配りをできているかという差によって生まれるものです。
「また会いたい」と思ってもらえない人は
①何も考えていない
②美しさにこだわらない
③めんどくさがる
という特徴があります。
相手のことを1番に考え、美しさにこだわり、面倒なことでも面倒がらずにやることで、相手には、「めんどくさかっただろうに、ありがたいな」という気持ちが生まれ、「また会いたい」と思ってもらえるのです。
第3 まとめ
この本では、72個の行動が記載されていますが、その多くに共通している理念があります。
それは、「相手の立場に立つ」ことです。
相手の立場に立って、相手を最優先に考え、率先して自分からアクションをかけることで、「また会いたい」と思われる人になることができるのです。
この記事では、7個に絞って書きましたが、残り65個も重要なことが載っているので、興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。
ご清覧ありがとうございました。